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Ladies and Gentlemen dream
愛せたなら幸せだったのかも
ネルグのとある酒場にて。

「ねえ、ナマエ。私から逃げられると思ってたの?」

微笑みながらゆっくりとこちらに向かってくるのはあいつ。
やたら長い顔に見合ったコック帽を被り、オカマ口調で喋る刺青をした大男あいつ。
ライブベアラー。

このおかしな人物から逃げられるならどんな無茶だってしてきた。

「ねえ、何か喋ってちょうだいよ。ナマエの声が聞きたいの」

頬を右手で包まれる。
今私は人生最大の危機的状況だ。

「離して。私帰る」

「帰さない」

記憶ちょうだいとか言ってる野郎から。今までなんとか逃げてこれたのに、昨日は油断していた。私は1人で酒を飲んでいたはずだが、目を冷ましたらもうこの部屋のこのベッドの上だった。
この状況でこいつから逃げ切れるなんてほんとは思ってない。

思い返せばこいつは初対面のときからずっと私に付きまとってきた。
こいつのせいでまともに恋人もつくれず、二十後半にもなっていまだに処女だ。
だからといってこのあほ野郎にくれてやる気はさらさらなく、大事に守ってきた私の処女。
何度、何度奪われそうになったことか、このあほ野郎に。
あほ野郎。野郎。男。そう、こいつは男。カマ口調の男なのだ。ライブベアラーは。

「触るな。帰る」

「帰さないって言ってるでしょ。記憶を奪え..,いえ、こんなチャンス二度とないもの」

クスッて笑って優しい手つきで撫でられる。
気付いたらそのままキスされていた。
ファーストキスはとっくの昔にライブベアラーに奪われている。
だからといって慣れているわけではないので、こんなに激しくされるとどうしたらいいのかわからないし、ライブベアラーが本気なのが伝わってきてさらに怖くなってきた。

「はっ...、可愛い。ナマエ。好きよ。私だけのナマエにするね」

こいつ怖い、ほんと。
せめて聞けよ。
していい?とかいってよ。
どっちにしろ嫌だけど。

「やっ...だ!」

だ!で、殴ろうとしたら見事に押さえつけられました。

「ふふっ、ナマエ悪い子ね。悪い子にはお仕置きしなくちゃいけないのよ?」

青ざめたのは当然のことと思います。





「ひぁんっ、やっ..ぁ、ライブベアラーっ、やだぁ..っ!んぁ!」

あのあと腕を拘束されすっぽんぽんにされ、さんざん身体中撫でまわされ、キスされ、心身ともに疲れはてたところで脚をおおきく開かれました。

自分でもまともに見たことないところをガン見され、そこにこいつの唇が触れてからどのくらい時間がたったのだろうか。

「んんーっ、はぁっ、ライブベアラーぅっゆるして...っ、もっやっゆるしてぇ...っ」

ライブベアラーに懇願するも、責めは激しくなるばかりだった。
突起を唾液を絡ませながら転がされ、ときおり悪戯にくぷっと中に入り込む舌。
溢れる蜜を突起と一緒に吸われる。

「ひっあ!あっぁあっ、やっ、なんかくるぅ!きちゃう!ライブベアラー!こわいぃっ!んぅうっ」

より激しく突起を舐め転がすライブベアラーになにかがくる!と身体中を震わせた瞬間、ライブベアラーの長い指がぐちゅんっ、と私のなかにはいってきた。

「ひっあぁああぁ.....っ!」

あたまんなか真っ白になった。
なにかが弾けて、私はびくんっびくんっと身体を跳ねさせた。

「はあっ・・・はっ、・・・」

そしてぐてっとなって息を弾ませる私の頭をライブベアラーが撫でてくる。

「ナマエ、初めてイったの?可愛い。はぁ、早く食べちゃいたい。でももう少し柔らかくしないとね」

指一本動かすのも億劫で反応しない私をいいことにライブベアラーは再びその長い指を私のなかにいれてきた。

「ひあっぁっあ」

広げるように中を指一本でぐるりとなぞられる。
痛みはないがぞわりぞわりと身体が震えてきて、もう動かないと思っていた身体がピンっと伸びた。
指は徐々に増えてきて、広げられたそこがかすかな痛みを訴えてくる。
ぐちゅぐちゅと抜き差ししながらときおりかき回してくるライブベアラーに私はただふるふると首を振ることしかできない。

「いたっぃ、ライブベアラーっ痛いよっ・・・」

「そお?ナマエ、痛いことは早く終わらせたいわよね?」

あたりまえだ。

必死で頷く私にライブベアラーは天使みたいにニッコリ笑うと私の膝裏をつかんで左右に開きながら腰が浮くぐらい持ち上げてきた。

唖然。

さんざんライブベアラーに弄られた場所が己からも見える状況に私は固まった。当然だと思う。
そこはてらてらと濡れてヒクヒクしててとても淫らな場所になっていたのだから。

「やっ、だあぁっ!」

ハッとして思わず見えないように腕で顔を覆う。

「ライブベアラーっ・・!お願いだからっ、はなしてぇっ・・!」

くすくす笑い声が聞こえるけどそんなことかまってられなかった。必死で。
だから熱くて太くて長いものが私のそこに宛てがわれたことも気づかなかった。

「きゃあぁあああぁあぁっ!?」

何が起こったのか。全くわからなかった。
ただ、何かが、ずぶぶぶぶぶ・・・っ!
と、ほんとにいきなり侵略してきたことはなんとなくわかった。

「えっ・・な・・に?いた・・い、いたい、いたい・・痛いっ・・!」

恥ずかしいとかそれどころじゃなくなって私は痛みを訴えてくる場所を見る。

「は?え?」

ライブベアラーにとらされた恥ずかしい格好は変わってなかった。
変わったことはライブベアラーの腰がぴったりと私のそこと密着しててそこから痛みがくるということ。



こいつ、は。
いれるよ。とか。
ゆっくりとか。
処女だから優しくとか。
で・き・な・い・の・か!?

「さっ、さっ、さいってい!!」

ぶわっと涙が溢れてきて、私はバカバカ言いながらライブベアラーの胸をボッカボカ殴る。

「いたた、だってナマエ痛いのも怖いのも嫌いでしょ?ゆっくりいれたらそのぶん痛みは続くし、いれるなんていったら怖くて暴れるじゃない」

言わなくても私の言いたいことがわかったのか殴られながらも言ってくるライブベアラー。

たしかにそうだけど。
でも私だって乙女。それなりに甘い瞬間を夢見てたのに。

「ほら、もうあまり痛くないでしょ?」

こいつの言うとおりもう痛みは少ない。
それはこいつが無理やりいれたあと、動かないで私の中がなれるまで待っていてくれたから。
そんなことはわかってるし、こいつがほんとはわたしに優しいのも甘いのも知ってる。

それでもムカつくのだからしょうがないじゃないか。

「もうそろそろ大丈夫かしら。今からいっぱい気持ちよくしてあげるわね、ナマエ」

「えっ、待っ、んぁっ!」

ゆっくりと抽挿がはじまる。
たくさん濡れていたせいか抵抗はあまりないようだった。
少しの痛みと少しのむずむず。
ライブベアラーはなにか探すようにいろんな角度でついたり、ぐるりとかき回したりしてくる。

ライブベアラーがどっかをついた瞬間びくびくんっと快感が身体を走った。

「ナマエ、ここが気持ちいいのね。可愛い。可愛いナマエ。ここたくさん抉ってあげるね」

ズンズンっと急に激しく動き出し、そこばかり集中して攻めてくるライブベアラー。

「やっやっやっ、んーっんーっあっあっあんっぁ・・・っ!」

信じられないことに、奥の方を壊れるぐらい激しく抉られてるのに快感が襲ってくる。

ライブベアラーに唇を塞がれる。
なにかが嬉しくて私は必死にライブベアラーにしがみついた。
ライブベアラーの動きがさらに激しくなり、奥をよりえぐられる。
同時にライブベアラーの指がさんざん舐めて嬲った突起をぐりぐりとこねくり回してきた。

「っんーーーーーーーーっ!!!!」

「くっっ!」

強い刺激と快感で私が絶頂をむかえた瞬間私の一番最奥に熱い何かがドクドクと溢れた。

「これで、私だけのナマエだわ。他の男なんざに渡さないから」

薄れていく意識のなかでライブベアラーのその言葉だけはなぜかはっきりと聞こえた。
あぁ、もう私逃げられないんだなー

「ナマエ。ナマエ。可愛い私だけのナマエ。私が幸せにするわ」

もう私に意識はなかったけど、一瞬こいつに捕まるのも悪くないかなーなんて思った。

一瞬ね。

気のせいだろうけど。


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あきゅろす。
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